「ハリアーにターボがあるなんて知らなかった」
という方も多いですが、60系後期から追加されたこのモデルは、走りを愛するドライバーにとって隠れた名車です。
231馬力を発生する2.0L直噴ターボエンジン(8AR-FTS)は、クラウンやレクサスISにも搭載されている高性能ユニット。
しかし、NA(ノンターボ)エンジンと比べると、その発熱量の多さと複雑な機構ゆえに、故障リスクが高いのも事実です。
「ターボは金がかかる」
は本当なのか?
10万キロ
を超えても元気に走るためにはどこをチェックすればいいのか?
専門店だから知っている、ターボモデル特有のトラブルシュートをお届けします。
トヨタがダウンサイジングターボの波に乗って開発した気合の入ったエンジンです。
ツインスクロールターボ、水冷インタークーラー、D-4ST(直噴+ポート噴射)技術を投入。
低回転からトルクが湧き上がり、高速巡航も余裕です。
しかし、これだけの技術を詰め込んだ分、エンジンルームの中は配管だらけでパンパン。
これが
「熱がこもりやすい」
という欠点を生んでいます。
当店に入庫するターボ車の不具合TOP5は以下の通りです。
| 順位 | 故障箇所 | 主な症状 |
|---|---|---|
| 1位 | ウォーターポンプ | 冷却水漏れ、ガラガラ音 |
| 2位 | ターボオイルライン | オイル滲み、焦げ臭い |
| 3位 | O2センサー | 警告灯点灯、燃費悪化 |
| 4位 | イグニッションコイル | エンジンの息継ぎ |
| 5位 | ブローオフバルブ | 加速不良 |
見ての通り、水回りと油回りに集中しています。
8ARエンジン最大の弱点と言われています。
走行
5万キロ
〜
7万キロ
あたりで、ポンプの軸シールからピンク色の冷却水(LLC)が漏れ出します。
初期症状は、エンジンルームから漂う
「甘い匂い」
。
次にリザーブタンクの液面低下。
放置すると軸がブレてプーリーが飛び、ベルトが外れて走行不能になります。
ターボ車は熱害でゴムシールの劣化が早いのです。
タービンはエンジンオイルで潤滑・冷却されています。
このオイルを送るパイプの継ぎ目(バンジョーボルトやパッキン)からオイルが滲んでくることがあります。
滲んだオイルが高熱のタービンにかかると、白煙が上がり、最悪の場合は車両火災の原因になります。
オイル交換のたびにリフトアップして下から点検することが重要です。
直噴エンジンの宿命ですが、燃焼室内にスス(カーボン)が溜まりやすいです。
これがインジェクターの噴射口を塞ぐと、燃料が綺麗に霧化せず、アイドリングが不安定になったり、黒煙が出たりします。
定期的に
「フューエルワン」
などの燃料添加剤を入れて洗浄するか、高速道路で回して焼くことが予防になります。
ブレーキ倍力装置などの負圧を作るポンプ。
これが摩耗すると、エンジン回転に合わせて
「カタカタカタ」
という音が大きくなります。
故障してもブレーキが効かなくなるわけではありませんが(アシストが弱くなる可能性はある)、精神衛生上よくありません。
交換には数万円かかります。
ターボ車はCVTではなく、6速AT(オートマチック)を採用しています。
大トルクを受け止めるため頑丈に作られていますが、ATフルード(ATF)を無交換で乗り続けると、変速時に
「ドッカン」
とショックが出るようになります。
ターボのパワーを楽しむなら、ATFも
5万キロ
ごとに交換すべきです。
NA車やハイブリッド車なら5000キロ〜
1万キロ
でも大丈夫ですが、ターボ車でそれをやると命取りです。
タービンの軸受は超高速回転しており、極めてシビアな油膜管理が求められます。
劣化したオイルでは潤滑しきれず、タービンブロー(修理費
20万円
〜)を招きます。
「3000キロまたは半年」
の早い方を守ってください。
たまに
「レギュラーを入れても走るよ」
と言う人がいますが、絶対にやめてください。
コンピューターが異常燃焼(ノッキング)を検知して点火時期を遅らせるため、パワーが落ち、燃費が悪化し、エンジン内部にスラッジが溜まります。
長期的に見ればエンジンの寿命を確実に縮めます。
数百円の節約のために数十万円の修理リスクを背負うのは割に合いません。
昔のターボ車ほど神経質になる必要はありませんが、冬場のコールドスタート直後の急発進はNGです。
オイルがタービンに行き渡るまで30秒〜1分は待ちましょう。
高速走行直後のエンジン停止(アフターアイドリング)も、最近の車は電動ポンプで冷却を続けるので基本不要ですが、SA到着直後にすぐ切るよりは、数十秒待ってあげた方がタービンには優しいです。
ハリアーターボのエンジンルームは熱気が凄いです。
夏場の渋滞でエアコン全開だと、吸気温度が上がりすぎてパワーダウンを感じることがあります。
社外の大容量インタークーラーなどに交換するのも手ですが、まずは
「ラジエーターフィンの掃除(虫や汚れの除去)」
をして冷却効率を落とさないことが基本です。
中古車を見る時、ボンネットを開けて裏側の断熱材(インシュレーター)を見てください。
ここが一部だけ焦げていたり、変色していたりする場合、過去にエンジンの異常発熱があった可能性があります。
また、オイルフィラーキャップを開けて、スラッジがこびりついていないかも確認必須です。
実は、輸出市場ではNA車(特にサンルーフ付き)の方が人気が高い傾向にあります。
ターボ車はメンテナンスが難しいため、発展途上国では敬遠されることがあるからです。
国内相場ではターボの方が高いですが、売却時の値落ち率はNA車よりもやや大きい(損をする)可能性があります。
リセール重視ならNA、走り重視ならターボと割り切りましょう。
ディーラーでは
「タービン交換(新品アッセンブリー)」
で
30万円
と言われます。
しかし、apolloONEなら
「リビルトタービン(中身だけ新品にした再生品)」
を使って
15万円
以下で直せます。
ウォーターポンプも社外優良品なら半額です。
知識のある工場と付き合えば、ターボ車維持は怖くありません。
【納車前整備】ご契約いただいた車両は、提携の認証工場にて徹底的な点検整備を行います。エンジンオイル、エレメントの交換はもちろん、ブレーキパッドの残量やバッテリー電圧など、法定点検項目に基づいたチェックを実施。単に「車検に通ればいい」というレベルではなく、「次の車検まで安心して乗れる」状態を目指して整備しています。
ハリアーターボは、手のかかる
「じゃじゃ馬」
かもしれません。
しかし、アクセルを踏み込んだ瞬間の背中を蹴飛ばされるような加速感は、NAやハイブリッドには絶対に真似できません。
適切なメンテナンスさえすれば、
10万キロ
でも
20万キロ
でも走れます。
そのためのパートナーとして、apolloONEをご利用ください。
ターボ車のツボを知り尽くした整備士が、あなたの愛車を守ります。
【60系・80系比較】60系の中古相場が落ち着いてきましたが、デザインの完成度は今でも色褪せません。特にターボモデルの加速感は80系にはない魅力です。一方、80系はプラットフォームが一新され、乗り心地と静粛性が劇的に進化しています。「走りの楽しさ」なら60系、「快適な移動空間」なら80系と、お客様の重視するポイントに合わせて提案しています。
異音、オイル漏れ、警告灯。
他店で断られた修理もご相談ください。
住所: 北海道札幌市東区北39条東8-1-1
電話番号: 0120-007-739
営業時間: 9:00-18:00 定休日: 水曜日
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