ハリアー60系は、スタイリッシュなデザインと手頃な価格で中古車市場でも大人気です。
しかし、オーナーとして最も心配なのは
「故障」
ではないでしょうか。
「トヨタ車は壊れない」
という神話は、ある程度真実ですが、ハリアーのような複雑な機構を持つ車には当てはまらない部分もあります。
特に販売開始から時間が経過した前期型(2013-2017)では、CVTや電装系のトラブル報告が増加傾向にあります。
後期型(2017-2020)は対策されていますが、今度はターボ特有のトラブルが出てきています。
今回は、60系ハリアーに特化した故障事例を、メカニックの視点から深掘り解説します。
モデルによって壊れやすい場所が違います。
| モデル | 要注意箇所 | 深刻度 |
|---|---|---|
| 前期 ガソリン | CVT(変速機)、オルタネーター | ★★★★★ (高) |
| 前期 HV | インバーターポンプ、駆動用バッテリー | ★★★☆☆ (中) |
| 後期 ターボ | タービン周辺オイル漏れ、水漏れ | ★★★★☆ (中高) |
| 共通 | ドアミラー、電動パーキング、Pバックドア | ★★☆☆☆ (低) |
最も警戒すべきは 「前期ガソリン車のCVT」 です。これ以外は比較的軽微なマイナートラブルが多いです。
発進時に
「ダダダッ」
と車体が震える現象。
あるいは、一定速度で走行中に回転数が勝手に上下するハンチング現象。
これらはCVT(無段変速機)内部のベルトやプーリーが滑っている証拠です。
初期の60系ガソリン車(特に2014年〜2015年式)で報告例があります。
放置すると走行不能になり、修理にはCVT本体の載せ替え(約
40万円
〜)が必要です。
試乗時に少しでも違和感を感じたら、その個体は避けるべきです。
60系から全車標準装備となった電動パーキングブレーキ。
便利な反面、リアブレーキキャリパーに付いているモーターが故障し、ブレーキがかかったまま解除できなくなる(またはその逆)トラブルがあります。
特に北海道の冬場、水分が侵入して凍結し、無理に動かしてモーターが焼き付くケースが見られます。
警告灯が点灯したら、アッセンブリー交換(片側
5万円
〜)となります。
エンジンを切ると自動で格納されるドアミラー。
便利ですが、1日に何度も動くため、内部の樹脂製ギアが摩耗して割れます。
「ウィーン」
とモーター音はするのにミラーが動かない、あるいは途中で止まるのが症状です。
ディーラーではユニット交換(
3万円
前後)ですが、当店では中のギアだけを交換するリペア対応も可能です。
後期から追加された2.0L直噴ターボエンジン(8AR-FTS)。
パワフルですが、エンジンルーム内の熱量が凄まじく、ゴムパッキンや樹脂パーツの劣化を早めます。
特にウォーターポンプ周辺からの冷却水漏れや、タービンへのオイルラインからの滲みが多く見られます。
LLC(冷却水)の甘い匂いがしたら要注意。
早期発見ならパッキン交換数千円で済みますが、放置するとオーバーヒートでエンジン全損です。
ハイブリッドシステムを冷却する電動ウォーターポンプ。
これが寿命を迎えると
「ミーーー」
という甲高い異音を発します。
完全に止まるとハイブリッドシステム異常の警告が出て走行制限がかかります。
交換費用は約3万〜
5万円
。
10万キロ
を超えた車両は予防交換を検討しても良い部品です。
サンルーフ付きはお洒落ですが、メンテナンスが必要です。
ガラスの周りのゴムパッキンが劣化したり、車体の四隅にある排水ホース(ドレン)に枯葉や泥が詰まると、行き場を失った雨水が室内に侵入します。
天井にシミができたり、フロアマットの下が水浸しになったりします。
定期的にサンルーフを開けて、溝の掃除とエアブローをすることで防げます。
走行距離に関わらず、60系ハリアーのステアリング本革は比較的剥げやすいです。
特に右手の親指が当たる部分がボロボロになります。
また、ステアリングスイッチの表面塗装が加水分解してベタベタになることも。
これは機能的な故障ではありませんが、運転するたびに触る場所なのでストレスになります。
リペア(塗装)や巻き替えで綺麗に直せます。
電動リアゲートを開けたのに、支える力が弱くて勝手に下がってきてしまい、挟まれそうになる。
あるいは、途中で
「ピー」
と鳴って止まってしまう。
これはモーター故障ではなく、左右のダンパー(ガススプリング)のガス抜けが原因です。
冬場など気温が低い時に症状が出やすいです。
ダンパー交換(約
2万円
)でシャキッと直ります。
ガソリン車はアイドリングストップ搭載のため、バッテリーへの負荷が高いです。
専用バッテリー(S-95等)は高性能ですが高価(
3万円
前後)。
寿命は2年〜3年と短めです。
「アイドリングストップしなくなったな」
と思ったら、バッテリー交換のサインです。
早めに交換しないと、ある日突然エンジンがかからなくなります。
故障ではありませんが、ハリアーのエアコンフィルターはグローブボックスの奥にあり、交換をサボられがちです。
ここが詰まると、風量が落ちるだけでなく、エバポレーターにカビが生えて悪臭の原因になります。
最悪の場合、ブロアファンモーターに負荷がかかり故障します。
1年に1回、数千円の投資を惜しまないでください。
段差を乗り越えた時に、足元から
「コトコト」
「ゴトゴト」
と軽い音がする。
これはスタビライザーリンク(スタビリンク)のボールジョイント摩耗です。
ハリアーに限らずミニバンやSUVの定番消耗品です。
部品代は1本数千円と安く、交換すれば新車のような静粛性が戻ります。
・エンジン始動時に異音はないか?
・PからDに入れた時のショックは大きくないか?
・発進時にスムーズに加速するか(ジャダーがないか)?
・エアコンは冷たい風が出るか?
・全てのパワーウィンドウとドアミラーは動くか?
これらを5分間の試乗で確認するだけで、地雷車両の9割は回避できます。
どんなに点検しても、機械モノに100%はありません。
だからこそ、当店では業界最高水準の
「長期保証(EGS保証等)」
をご用意しています。
エンジン、ミッションはもちろん、エアコンや電動ミラーなどの電装品までカバー。
中古車の不安をお金(保証料)で解決する、最も賢い選択肢です。
【グレードの妙】最上級グレードの「Zレザーパッケージ」や「プログレス」は確かに魅力的ですが、サンルーフが付いているかどうかがリセールに数万円〜数十万円の差を生みます。もし将来的な乗り換えを視野に入れるなら、無理をしてでもサンルーフ付きを選んでおくのが賢明です。これは輸出需要に直結する重要なポイントだからです。
60系ハリアーの弱点は明確です。
つまり、その弱点さえ押さえてメンテナンスすれば、長く乗り続けられるということです。
過度に恐れる必要はありません。
「そろそろミラーが壊れる頃かな」
と予備知識を持っていれば、慌てずに済みます。
apolloONEは、ハリアーの主治医として、お客様のハリアーライフを全力でバックアップします。
【整備のポイント】ハリアーは大径ホイールを履いているため、タイヤの交換費用が高くなりがちです。中古車購入時にはタイヤの溝の残量を必ずチェックしてください。当社では、残溝が少ない場合は新品タイヤへの交換プランも格安で提供しています。購入後の維持費まで考えた提案ができるのが、専門店の強みです。
専門店ならではのノウハウで、壊れそうな部品は先に交換。
安心の中古車選びはapolloONEへ。
住所: 北海道札幌市東区北39条東8-1-1
電話番号: 0120-007-739
営業時間: 9:00-18:00 定休日: 水曜日
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