中古車市場には、前のオーナーがいじった
「カスタム済みハリアー」
が多く流通しています。
22インチの巨大アルミ、ペタペタの車高短、モニターだらけの内装。
これらを一から作ると数十万円〜
100万円
かかるため、最初から付いている個体は一見すると
「お買い得」
に見えます。
しかし、安易に手を出すと、購入後に高額な修理費がかかったり、車検に通らなかったりと、痛い目を見ることになります。
カスタム車は「完成品」ではなく「前オーナーのお下がり」です。
そのリスクを正しく理解し、安全な個体を選ぶためのチェックポイントを伝授します。
お得度と危険度は表裏一体です。
| 項目 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| コスト | 自分でやるより圧倒的に安い | 修理費がかさむ可能性大 |
| 見た目 | 最初から完成されている | 他人のセンス(好み) |
| 状態 | 愛着を持って乗られていた | 車体に負荷がかかっている |
特に
「安物のパーツ」
で組まれたカスタム車は最悪です。
一流メーカー品か、無名の中華パーツか、そこを見る目が求められます。
車高を下げると、ドライブシャフトに無理な角度がつき、ブーツ(ゴムカバー)が破れやすくなります。
そこからグリスが飛び散り、最悪ベアリングが焼き付きます。
また、サスペンションのゴムブッシュ類も常に捻じれた状態になるため、劣化が早まり
「ギシギシ」
と異音が出ます。
ダウンサスや車高調が入っている車は、足回りのオーバーホール前提で考えるべきです。
ハリアーの適正サイズは18〜20インチです。
22インチや24インチの重たいホイールを履かせると、車軸(ハブベアリング)に強烈な負荷がかかります。
走行中に
「ゴーーー」
という唸り音が聞こえたら、ベアリングが死んでいます。
交換には片側2〜
3万円
かかります。
見た目重視の代償は大きいです。
前オーナーが自分で取り付けたドラレコ、LED、ウーハー。
ダッシュボード裏を開けると、赤いエレクトロタップ(配線分岐コネクタ)がタコ足のように無数に付いていることがあります。
これは接触不良や漏電の温床です。
最悪の場合、車両火災に繋がります。
私たちは仕入れ時に、この
「素人配線」
があれば全て撤去し、ハンダ付けやギボシ端子でやり直します。
イカリングや流れるウインカーなど、派手な社外ライト。
これらはコーキング(防水処理)が甘く、雨の日に内側が曇ったり水が溜まったりします。
また、光軸が出ない、光量不足、反射板がないなどで車検に通らない粗悪品も多いです。
純正ライトが積み込まれているか(付属しているか)を確認するのは必須です。
太いタイヤを履くために、フェンダーの爪(内側の折り返し)をハンマーで叩いて折っている車。
これは塗装が割れてそこから錆びてきます。
また、タイヤとフェンダーが干渉してタイヤ側面が削れている場合、バースト(破裂)の危険があります。
フェンダーの内側を指で触って確認しましょう。
ボタン一つで車高が変わるエアサス。
一見便利ですが、中古のエアサスは
「時限爆弾」
です。
エアバッグのゴム劣化によるエア漏れ、コンプレッサー故障、電磁弁の固着。
壊れると車高が下がったまま走行不能(着地)になります。
修理費は数十万円。
どんなにカッコよくても、中古のエアサス車だけは避けてください。
人気のモデリスタですが、車高が下がるため縁石などで割りやすいです。
下から覗き込んで、割れや大きな擦り傷がないか確認してください。
モデリスタはABS樹脂製で補修が難しく、基本は
「新品交換」
または
「高額な板金修理」
になります。
小さなヒビでも、走行風で広がって脱落することがあります。
社外マフラーが付いている場合、必ず
「JASMA認定証」
や
「加速騒音規制適合プレート」
が付いているか確認してください。
これがないと車検に通りません。
また、中古車として売る時に純正マフラーがないと、次の買い手が困るため査定が下がります。
前オーナーが純正を捨ててしまっていないか確認しましょう。
おすすめは、モデリスタエアロ+純正ダウンサス程度の
「ライトカスタム」
。
または、当店のように専門店が
「ベース車から製作したコンプリートカー」
。
これらはプロの手が入っているため、安全性が担保されています。
一番危ないのは、個人売買や知識のない店がなんとなく仕入れた「フル改造車」です。
当店では、過度なカスタム車が入庫した場合、危険と判断したパーツは純正に戻します。
ダウンサスがヘタっていれば純正バネに。
ホイールがハミ出していれば車検対応サイズに。
「カッコいいけど危ない車」
は売りません。
「カッコよくて安全な車」
に仕立て直して販売します。
これから自分で弄りたいなら、あえて
「フルノーマル」
の素性の良い車を買いましょう。
余計な穴あけ加工や配線加工がされていない、ピュアな状態からスタートするのが一番近道です。
カスタムは引き算(戻す作業)の方が大変だからです。
車高が4cm以上変わる場合などは
「構造変更」
の届け出が必要です。
これをせずに乗っていると違法改造車(マル改)となり、ディーラーへの入庫を拒否されます。
車検証の型式に「改」の文字が入っているか、または車検対応の範囲内か、しっかり確認が必要です。
他店で
「超深リムホイール」
のハリアーを買ったお客様。
納車翌日にハンドルを目一杯切ったら、タイヤがインナーフェンダーに噛み込み、動けなくなりました。
見た目だけで機能性を無視したセッティングの末路です。
当店でスペーサー調整とフェンダー加工を行い、ようやくまともに走れるようになりました。
【保証の重要性】中古車には故障リスクがつきものです。だからこそ、アフター保証の内容が重要になります。「走る・曲がる・止まる」の基本性能だけでなく、エアコンやパワーウィンドウなどの電装品までカバーされているか。当社は業界最高水準の保証範囲を持つプランを用意しており、万が一の際もお客様の負担を最小限に抑えます。
【中古車の賢い買い方】「年式」と「走行距離」だけで判断するのは危険です。例えば「5年落ち・1万キロ」の車よりも、「3年落ち・3万キロ」の車の方が、エンジンや足回りの調子が良いことがあります。機械は適度に動かしている方が調子を維持できるからです。私たちは数値データだけでなく、試乗によるフィーリングチェックも重視しています。
カスタム車は魅力的ですが、リスク管理が必要です。
「何が付いているか」
よりも
「誰が取り付けたか」
が重要です。
プロが組んだ安全なカスタムカーに乗りたいなら、apolloONEにご相談ください。
見た目と安全性を高次元で両立させた一台をご提案します。
【60系・80系比較】60系の中古相場が落ち着いてきましたが、デザインの完成度は今でも色褪せません。特にターボモデルの加速感は80系にはない魅力です。一方、80系はプラットフォームが一新され、乗り心地と静粛性が劇的に進化しています。「走りの楽しさ」なら60系、「快適な移動空間」なら80系と、お客様の重視するポイントに合わせて提案しています。
カスタムの相談も、メンテナンスの相談も。
専門店だからできる的確なアドバイス。
住所: 北海道札幌市東区北39条東8-1-1
電話番号: 0120-007-739
営業時間: 9:00-18:00 定休日: 水曜日
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