「SUVは燃費が悪い」
それは過去の話になりつつあります。
しかし、カタログに載っている
「WLTCモード燃費」
は、あくまで理想的な条件下での数字です。
信号待ちの多い市内、アップダウンの激しい峠道、そして氷点下の冬道。
私たちが知りたいのは、そんな過酷な日常での「本当の数字(実燃費)」ではないでしょうか?
今回は、apolloONEのスタッフが実際に通勤や業務で使用しているハリアー(60系ガソリン、後期ターボ、ハイブリッド)の生データを集計。
さらに、お客様から寄せられた給油記録も合わせて、嘘偽りない実燃費を公開します。
これを読めば、維持費の計算が劇的に楽になります。
まずは結論から。
全データの平均値を表にまとめました。
| モデル | カタログ値(JC08) | 実燃費(平均) | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2.0L ガソリン | 16.0 km/L | 11.5 km/L | 71% |
| 2.0L ターボ | 13.0 km/L | 9.5 km/L | 73% |
| 2.5L ハイブリッド | 21.4 km/L | 16.5 km/L | 77% |
一般的に実燃費はカタログ値の7割程度と言われますが、ハリアーもまさにその通りの結果となりました。
特筆すべきはハイブリッドの優秀さで、2トン近い車体を持ちながらリッター
16km
以上をコンスタントに叩き出します。
最も売れている2.0Lガソリン(ノンターボ)。
街乗りではストップ&ゴーが多いため、リッター
10km
前後になります。
しかし、信号の少ないバイパスや郊外路を時速
60km
で巡航すると、瞬間燃費計は常に18km/L付近を指し示します。
CVTの制御が優秀で、低回転域を上手に使うため、長距離ドライブでは予想以上の低燃費を記録することがあります。
「SUV=大食い」
というイメージは、このモデルには当てはまりません。
後期から追加されたターボモデルは、走りの楽しさと引き換えに燃料代がかかります。
しかも使用燃料は
「ハイオク指定」
です。
踏めば踏むほど加速しますが、燃費計の数字は見る見る下がっていきます。
特にブーストがかかる加速シーンでは、瞬間燃費はリッター
3km
台に。
「燃費なんて気にするな、走りを愛せ」
という潔さが求められるモデルです。
とはいえ、高速道路での追い越し時の余裕は、何物にも代えがたい魅力です。
渋滞にはまればはまるほど、ガソリン車との差が開きます。
モーターだけで発進・低速走行を行うため、燃料を全く消費しない時間帯があるからです。
春先のエアコンを使わない時期に、丁寧にエコドライブを心がけたスタッフは、最高でリッター
23km
を記録しました。
コンパクトカー並みの数字です。
給油回数が月1回で済むストレスフリーさは、一度味わうと戻れません。
夏場の冷房使用時、ガソリン車はエンジンの力でコンプレッサーを回すため、燃費が約10〜15%悪化します。
アイドリング中もコンプレッサーのためにエンジン回転数が上がり、燃料を食います。
一方、ハイブリッド車は
「電動コンプレッサー」
を採用しており、エンジン停止中でもバッテリーの電気で冷房が効きます。
そのため、燃費の悪化は数%に留まります。
夏の渋滞路ではハイブリッドの圧勝です。
北海道の冬はSUVにとって地獄です。
まず、スタッドレスタイヤの転がり抵抗で燃費が落ちます。
さらに、暖房を使うためにエンジンの熱が必要となり、水温が上がるまでエンジンが回り続けます。
結果、全モデルで燃費は20〜30%ダウンします。
特にハイブリッドは、本来エンジンが止まる場面でも暖房のためにエンジンがかかるため、夏場との落差が激しいです(リッター11〜
12km
まで落ちることも)。
ガソリン車にはアイドリングストップが付いています。
カタログ上は燃費向上に寄与しますが、実走行では微妙なところです。
数秒の停止で頻繁に再始動を繰り返すと、逆にバッテリーへの負担が増え、セルモーターの寿命も縮めます。
「右折待ちで止まってほしくないタイミングで止まる」
というストレスもあり、毎回キャンセルボタンを押すオーナーも少なくありません。
燃費への貢献は微々たるものと考えた方が良いでしょう。
ハリアーには
「ECOモード」
ボタンがあります。
これを押すと、アクセルレスポンスが穏やかになり、エアコンの効きも抑制されます。
市街地でのストップ&ゴーが多い場面では有効ですが、合流や坂道でパワー不足を感じてアクセルを深く踏み込んでしまうと、逆に燃費が悪化します。
「常にECOオン」
ではなく、状況に応じてノーマルモードと使い分けるのが賢い乗り方です。
レーダークルーズコントロールを使うと、機械が一定速度をキープしてくれます。
人間がアクセル操作をするよりも無駄な加減速が減るため、燃費には確実にプラスです。
特に
80km
/h〜
90km
/hでの巡航が最も燃費効率が良いスイートスポットです。
追い越し車線を飛ばすよりも、走行車線をのんびり走る方が、到着時間は数分しか変わらず、燃料代は大きく浮きます。
車のメーターに表示される
「平均燃費」
は、あくまで目安です。
実際にガソリンを満タンに入れ、走行距離を給油量で割る
「満タン法」
で計測すると、メーター表示よりもリッターあたり0.5〜
1.0km
ほど悪い数字が出ることが多いです。
これは給油時のオートストップの誤差や、タイヤ外径の減りなども影響します。
正確な燃費管理をするなら、給油のたびにトリップメーターをリセットする習慣をつけましょう。
車種:
60系後期
2.0ガソリン
用途:
片道
10km
の通勤(冬は渋滞激しい)
燃費:
「夏はリッター
11km
、冬は8kmくらいです。以前乗っていたミニバンよりは良いですが、冬場の落ち込みには最初びっくりしました。まあ、車体が重いので仕方ないですね」
車種:
60系前期
2.5ハイブリッド
用途:
週末のキャンプ、スキー
燃費:
「高速を使って遠出するとリッター
18km
は伸びます。満タンで
800km
くらい走れるので、給油の心配をせずに遠くまで行けるのが最高です。ただ、ルーフボックスを積んだら空気抵抗で1割くらい悪くなりました」
車種:
60系後期
ターボ
用途:
全道の顧客回り(高速多用)
燃費:
「正直、燃費は期待していません(笑)。リッター
9km
いけば良い方です。でも、高速道路での追い越しの楽さ、坂道での力強さはターボじゃないと味わえません。経費で落ちるのでガソリン代は気にしません!」
車両価格差(約
60万円
)を燃料代で取り戻すには、約
10万キロ
走る必要があります。
しかし、リセールバリュー(売却価格)を含めて計算すると話は別です。
ハイブリッドは中古車市場でも人気が高く、ガソリン車より30〜40万円高く売れることが多いです。
そう考えると、実質的な差額は20万円程度。
年間1万キロ以上走るならハイブリッド、チョイ乗りメインならガソリン車、という選び方が経済合理性に適っています。
ハリアーの燃費性能は、クラス平均以上です。
しかし、選ぶエンジンによってその性格は全く異なります。
初期費用を抑えて乗り潰すならガソリン車。
長距離を快適に、かつリセールも意識するならハイブリッド。
走りのロマンを求めるならターボ。
あなたのライフスタイルに合わないエンジンを選ぶと、後悔することになります。
apolloONEでは、全グレードの試乗体験談をもとに、お客様にベストな一台をご提案します。
調子の良いエンジンだからこそ、本来の燃費が出ます。
整備記録簿付きの良質車ならapolloONEへ。
住所: 北海道札幌市東区北39条東8-1-1
電話番号: 0120-007-739
営業時間: 9:00-18:00 定休日: 水曜日
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