「プリウスならリッター30km走るんでしょ?」
お客様からよく聞かれる質問ですが、私の答えはいつも「50系ならイケますが、30系だと厳しいですね」です。
同じハイブリッドカーでも、世代によってその性能は大きく異なります。
特に重要なのが「実燃費」です。カタログ値(JC08モードなど)はあくまで参考値であり、実際の道路状況やエアコン使用時には乖離が生じます。
さらに、中古車の場合は
「バッテリーの劣化具合」
が燃費に直結します。
この記事では、30系と50系の実燃費データを徹底比較。
「安く買った30系が、実はガソリン代で損をしていた」という事態を避けるための知識を共有します。
我々が日々多くのお客様から伺っている、リアルな平均燃費(年間通しての平均)はこちらです。
【30系プリウス】
18km/L 〜 22km/L
【50系プリウス】
23km/L 〜 28km/L
いかがでしょうか。
リッターあたり約5km〜6kmの差があります。
これは、年間1万km走る場合、ガソリン代(170円/L)で
約2万円〜3万円の差
になります。
【プロの視点】50系プリウスは、前期と後期でフロントマスクのデザインが大きく異なりますが、実は足回りのセッティングも微妙に見直されています。後期型の方が静粛性と乗り心地が向上していますが、前期型のエッジの効いたデザインを好むファンも根強いです。相場的には前期型が底値圏にあり、低走行車を安く手に入れるチャンスです。
30系(2009年〜2015年)が出せない理由の最大の要因は、経年劣化です。
駆動用バッテリー(ニッケル水素)が劣化すると、充電できる電気の量が減ります。
すると、車は「電気が足りない!」と判断し、本来モーターで走れる場面でもエンジンを始動して発電しようとします。
結果、EV走行(モーターのみでの走行)の時間が極端に短くなり、燃費が悪化するのです。
「最近、すぐにエンジンがかかるようになったな」と感じたら、それは燃費悪化のサインです。
【市場の罠】プリウスは業務用に使われることも多いため、見かけは綺麗でも「過走行のメーター戻し」や「修復歴隠し」のリスクがゼロではありません。当社では、第三者機関による鑑定書(AISやJAAA)が付いた車両を厳選し、フレームの歪みや交換歴がないかを徹底的にチェックしています。「安いプリウス」には必ず裏があると思って間違いありません。
50系(2015年〜)は、エンジンの熱効率が40%を達成した「世界トップレベルのエンジン」を積んでいます。
さらに「グリルシャッター」という装備が優秀です。
エンジンが冷えている時はフロントグリルを自動で閉じて、空気抵抗を減らしつつエンジンの暖機を早めます。
これにより、無駄なアイドリング時間を削減。
さらにハイブリッドシステムの制御も賢くなり、少しの減速でも効率よく電気を回収します。
これが、誰が運転しても簡単に好燃費が出る理由です。
ハイブリッド車の天敵は「冬」です。
暖房を使うためには、エンジンの熱(冷却水)が必要です。
そのため、走る必要がないのに「お湯を沸かすためだけ」にエンジンがかかり続けます。
30系はこの傾向が顕著で、冬場はリッター15km台まで落ち込むことも。
50系は前述のグリルシャッターや、排気熱回収器の性能向上により、冬場の燃費低下を最小限に抑えています。
【納車前整備】ご契約いただいた車両は、提携の認証工場にて徹底的な点検整備を行います。エンジンオイル、エレメントの交換はもちろん、ブレーキパッドの残量やバッテリー電圧など、法定点検項目に基づいたチェックを実施。単に「車検に通ればいい」というレベルではなく、「次の車検まで安心して乗れる」状態を目指して整備しています。
「高速に乗ったら燃費が伸びる」と思っていませんか?
実はプリウスの場合、意外とそうでもありません。
プリウスが得意なのは「減速エネルギーを回収できる街乗り」です。
高速道路の一定速度巡航(ブレーキを踏まない状況)では、回生ブレーキによる充電ができず、ずっとガソリンエンジンだけで走ることになります。
それでも空力性能が良いので悪くはないですが、市街地走行の方がカタログ値に近い燃費が出やすい特性があります。
やってはいけないのが「ダラダラ加速」です。
「ゆっくりアクセルを踏めば燃費が良い」は勘違い。
実は、ある程度スッと加速して希望速度まで持っていき、そこからアクセルを抜いて
「滑空(かっくう)」
させるのがプロの技です。
アクセルを完全に離すのではなく、モーターもエンジンも使わない「コースティング状態」を作るイメージです。
これができるようになると、燃費計の数値はグングン上がります。
プリウスは冷房(クーラー)に「電動コンプレッサー」を使っています。
これはエンジンの動力を使わずに、バッテリーの電気だけで冷房を効かせられる優れものです。
そのため、夏場の冷房使用による燃費悪化は、昔の車に比べて非常に少ないです。
(逆に暖房の方が燃費に悪影響を与えるのは、前述の通りエンジンの熱が必要だからです)
【リセールの実態】プリウスは海外輸出の需要も高く、特にモデリスタのエアロパーツが付いている車両は、数年乗った後でも高値で売れる傾向があります。初期投資は少し高くなりますが、売却時のことまで考えると、ノーマル車よりもエアロ付きを選んだ方がトータルコストは安く済む場合が多いのが面白いところです。
車両価格が安い30系を買っても、燃費差で長く乗れば乗るほど50系との差は縮まります。
さらに30系は故障リスク(修理費)も抱えています。
「ガソリン代」+「修理費」+「リセールバリュー」をトータルで考えれば、初期投資が少し高くても50系を選ぶ方が、最終的な出費は安くなる。
これが、専門店として私たちが50系を推す経済的な理由です。
【中古車の賢い買い方】「年式」と「走行距離」だけで判断するのは危険です。例えば「5年落ち・1万キロ」の車よりも、「3年落ち・3万キロ」の車の方が、エンジンや足回りの調子が良いことがあります。機械は適度に動かしている方が調子を維持できるからです。私たちは数値データだけでなく、試乗によるフィーリングチェックも重視しています。
プリウスに乗る醍醐味は、給油の回数が減り、お財布への負担が軽くなること。
その喜びを最大限に味わうなら、進化した50系プリウスが間違いありません。
apolloONE横浜大倉山店では、機関良好で燃費性能もしっかり発揮できる良質な50系を多数取り揃えています。
ぜひ一度、その進化を体感しに来てください。
【ハイブリッドの真実】「バッテリーの交換時期」は15万キロ〜20万キロが目安と言われていますが、走行距離よりも「年式経過」による劣化も無視できません。特にあまり乗られていない(低走行すぎる)個体は、バッテリーが活性化しておらず、逆に寿命が短いこともあります。適度に走っている(年間1万キロ程度)個体の方が、ハイブリッドシステムの状態が良いことが多いです。
住所: 神奈川県横浜市港北区大倉山1-26-34
電話番号: 0120-17-0620
営業時間: 9:00-18:00 定休日: 水曜日
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